機能性データ

メイオリゴの機能性データ

腸内菌叢改善効果

2週間のフラクトオリゴ糖摂取により腸内のビフィズス菌は増え、ウェルシュ菌は減りました。(健常成人男女27名)

腸内菌叢改善に対するフラクトオリゴ糖摂取の量依存性

摂取量 ビフィズス菌数 ウェルシュ菌検出率
1g 平均2.5倍増加
(p<0.05で有意)
減少
3g 平均3.2倍増加
(p<0.05で有意)
減少
5g 平均4倍増加
(p<0.01で有意)
減少

徳永ら, ビフィズス , 6, 143-150(1993)を改変

Ca,Mgの吸収促進効果

Ca,Mgの吸収量が増加した結果、尿中への排泄量が増えました。(健常成人男性5名)

Ca 1000mg、Mg 500mg を、
フラクトオリゴ糖と同時に摂取した場合

Caの尿中排泄量

Mgの尿中排泄量

細野ら, J J SMgR , 16(2), 87-95(1997)

血糖値への影響

フラクトオリゴ糖は腸内で分解されないため、摂取後も血糖値はほとんど上昇せず、インスリン分泌への影響も認められません。

糖負荷試験

健常な成人男性が砂糖又はフラクトオリゴ糖を25g摂取

山田ら, Dibgestion & Absorption, 13(2), 88-91(1990)

難消化性=低カロリー

フラクトオリゴ糖はヒトの消化管では消化・吸収されずに大腸まで到達します。
エネルギーになりにくいのでカロリー摂取制限に役立ちます。

商品名 エネルギー 甘味度
メイオリゴG・GY(液) 約2.2kcal/g 60
メイオリゴP(液) 約1.6kcal/g 30
メイオリゴP(粉末) 約2.0kcal/g
メイオリゴP(顆粒) 約2.0kcal/g
オリゴとアカシア 約1.5kcal/g 15

フラクトオリゴ糖 熱量換算係数;2
アカシア食物繊維 熱量換算係数;1

腸内細菌による糖の資化性
(糖が腸内細菌を増やす力)

Bacteria グルコース フラクトオリゴ糖
(メイオリゴP)
1-ケストース ラクチュロース ラフィノース 4’-ガラクト
オリゴ糖
6’-ガラクト
オリゴ糖
Bifidobacterium
(ビフィズス菌)
善玉菌
             
B. adolescentis ++ ++ ++ ++ ++ ++ ++
B. bifidum ++ - - ++ - ++ ++
B. infantis ++ ++ ++ ++ ++ ++ ++
B. longum ++ ++ ++ ++ ++ ++ ++
B. breve ++ + ++ ++ ++ ++ ++
Lactobacillus
(乳酸菌)
善玉菌
             
L. acidophilus ++ + ++ ++ ± + -
L. plantarum ++ + ++ ++ - データなし データなし
L. casei ++ - - ++ - データなし -
L. fermentum ++ - - + + データなし +
L. salivarius ++ + ++ ++ ++ データなし +
Bacteroides
(バクテロイデス属)
日和見菌
             
B. distasonis ++ ++ ++ ++ ++ ++ データなし
B. fragilis ++ ++ ++ ++ ++ ++ データなし
B. melaninogenicus ++ ++ ++ - - データなし データなし
B. ovatus ++ ++ ++ ++ ++ データなし データなし
B. thetaiotaomicron ++ ++ ++ ++ ++ データなし +
B. vulgatus ++ ++ ++ ++ + ++ +
Clostridium              
C. butyricum ++ ++ ++ ++ ++ データなし データなし
C. difficile ++ - - - - - データなし
C. paraputrificum ++ - - + - - データなし
C. perfringens
(ウェルシュ菌)
悪玉菌
++ - + ++ - - +
C. ramosum ++ + ++ ++ + - データなし
C. sporogenes
(スポロゲネス菌)
悪玉菌
++ - ++ ++ - データなし ±
Escherichia              
E. coli(大腸菌)
悪玉菌
++ - - ++ - - +

++:グルコースと同じ +:グルコースより弱い 
±:わずかに増殖 -:増殖せず

出典:徳永、「食品と科学」1991増刊号/日高ら, 「理研腸内フローラシンポジウム 4 腸内フローラと食物因子」(1984)

Bacteria
Bifidobacterium
(ビフィズス菌)
善玉菌
B. adolescentis
B. bifidum
B. infantis
B. longum
B. breve
Lactobacillus
(乳酸菌)
善玉菌
L. acidophilus
L. plantarum
L. casei
L. fermentum
L. salivarius
Bacteroides
(バクテロイデス属)
日和見菌
B. distasonis
B. fragilis
B. melaninogenicus
B. ovatus
B. thetaiotaomicron
B. vulgatus
Clostridium
C. butyricum
C. difficile
C. paraputrificum
C. perfringens
(ウェルシュ菌)
悪玉菌
C. ramosum
C. sporogenes
(スポロゲネス菌)
悪玉菌
Escherichia
E. coli(大腸菌)
悪玉菌
グルコース フラクトオリゴ糖
(メイオリゴP)
1-ケストース ラクチュロース ラフィノース 4’-ガラクト
オリゴ糖
6’-ガラクト
オリゴ糖
             
++ ++ ++ ++ ++ ++ ++
++ - - ++ - ++ ++
++ ++ ++ ++ ++ ++ ++
++ ++ ++ ++ ++ ++ ++
++ + ++ ++ ++ ++ ++
             
++ + ++ ++ ± + -
++ + ++ ++ - データなし データなし
++ - - ++ - データなし -
++ - - + + データなし +
++ + ++ ++ ++ データなし +
             
++ ++ ++ ++ ++ ++ データなし
++ ++ ++ ++ ++ ++ データなし
++ ++ ++ - - データなし データなし
++ ++ ++ ++ ++ データなし データなし
++ ++ ++ ++ ++ データなし +
++ ++ ++ ++ + ++ +
             
++ ++ ++ ++ ++ データなし データなし
++ - - - - - データなし
++ - - + - - データなし
++ - + ++ - - +
++ + ++ ++ + - データなし
++ - ++ ++ - データなし ±
             
++ - - ++ - - +

++:グルコースと同じ +:グルコースより弱い 
±:わずかに増殖 -:増殖せず

出典:徳永、「食品と科学」1991増刊号/日高ら, 「理研腸内フローラシンポジウム 4 腸内フローラと食物因子」(1984)

は、
  • ❶ ビフィズス菌をよく増やします。
  • ❷ 乳酸菌を増やします。
  • ❸ バクテロイデス属をよく増やします。
  • ❹ ウェルシュ菌を増やしません。
  • ❺ ガス壊疽菌群スポロゲネス菌を増やしません。
  • ❻ 大腸菌を増やしません。

以上のことから、
善玉菌(ビフィズス菌、乳酸菌など)を増やし、
悪玉菌(ウェルシュ菌、スポロゲネス菌、大腸菌など)は増やさない
理想的な機能性オリゴ糖と言えるよ!

バクテロイデス属は日和見菌と言われてきたが、最近の研究で、免疫機能を成熟させることがわかってきました。
細野,腸内細菌学雑誌,27,203-209(2013)

特定保健用食品の表示許可を得るためには、最終商品での臨床試験等の実施と消費者庁への申請が必要です。メイオリゴは、特定保健用食品(規格基準型)で定められた関与成分規格のフラクトオリゴ糖(2)に適合する素材です。フラクトオリゴ糖として1日当り3~8g摂取できる食品は、特定保健用食品(規格基準型)として、消費者庁の表示許可を受けることにより「フラクトオリゴ糖が含まれておりビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保つので、おなかの調子を整えます」との表示が可能となります。詳しい内容または手続きにつきましては、お気軽にご相談ください。

メイオリゴは、(株)明治の登録商標です。 メイオリゴは、(株)明治の登録商標です。