ビーエヌクリーン®
使用方法・注意事項

場所別、製品種別の使用量・方法 まとめ表

製品種類
液剤 粉剤 スプレー
排水管
グリース
トラップ
1日の目安使用量 100~200mL※1 20~40g※1 ― (不適)
使用方法 毎日の清掃後最後に、5~10L程のぬるま湯で希釈して、排水口から流し込む。
調理場床 1日の目安使用量 1~2mL/㎡ 0.2~0.4g/㎡
使用方法 毎日の清掃後最後に、散布面積に撒けるだけのぬるま湯量(約50倍)で希釈して、散布する。 翌日始業前、散布液をモップがけなどで拭流す。
浄化槽・
地下ピット
1日の目安使用量 100~1,000mL/t※2 20~200g/t※2
使用方法 毎日の清掃後最後に、5~10L程のぬるま湯で希釈して、(なるべく酸素や水分がある槽に)直接orその上流から流し込む(水が十分にある場合は希釈不要)。
排水処理
フロー
1日の目安使用量 10mL/t※3 2g/t※3
使用方法 毎日の清掃後最後に、5~10L程のぬるま湯で希釈して、(なるべく酸素や水分がある槽に)直接orその上流から流し込む(水が十分にある場合は希釈不要)。
生ごみ処理機 1日の目安使用量 1/100※4 1/500※4
使用方法 毎日決まった時間に適度に水分を与えるべく希釈して添加する。(十分な水分量がある場合は希釈不要)
生ごみ箱 目安使用量 ― (不適) 10~20吹き(約10~20mL) ~全面に浸透する量※5
使用方法 毎日決まった時間に、対象物にそのまま噴霧する。
トイレ便器 目安使用量 25~50mL 5~10g 10~20吹き(約10~20mL) ~全面に浸透する量
使用方法 毎日の清掃後最後に、500mL~1L程のぬるま湯で希釈して流し込む。 翌日始業前に水で流す。 毎日の清掃後最後にそのまま噴霧する。 翌日始業前に水で流す。
畜産畜舎・
屋内
目安使用量 1~2mL/㎡ 0.2~0.4g/㎡ ― (不適)
使用方法 毎日の清掃後最後に、散布面積に撒けるだけのぬるま湯量(約50倍)で希釈して、散布する。
糞尿タンク 目安使用量 10mL/t※6 2g/t※6
使用方法 毎日の清掃後最後に、5~10L程のぬるま湯で希釈して、直接or上流から流し込む。
(水が十分にある場合は希釈不要)

※1 100~200Lの大きさを想定した量。

※2 各槽の容積・水量に対しての値。

※3 1日の総排水量に対しての値。

※4 ごみの重量に対しての値。

※5 一般家庭規模の生ごみ箱規模を想定した量。

※6 1日の総排水量に対しての値。

使用量は現場の状況(規模間や汚れ・臭い具合、酸素量・滞留状況、pH・水温など)によって変わってきます。
上記値はあくまで目安ですので、現場状況をご確認頂いた上で、詳しくはご相談ください。

各場所別の使用方法補足

厨房での使用(排水管・グリーストラップ)

使用量 上述量は、一般的な飲食店規模を想定した値です。肉やラーメン由来の汚れが主の場合、
工場など規模感が大きい場合は、多めの使用をお勧めします。
また、400L以上など大型のグリーストラップの場合は、液剤なら400mL/日など、
さらに多めの量をお勧めします。
使用場所
グリーストラップに直接投入するよりも、シンクの排水口から
流して頂いた方が、途中の排水管にもBN菌が作用するため効果的です。
わざわざ蓋を開ける必要なくカンタン! わざわざ蓋を開ける必要なくカンタン!
使用タイミング BN菌の定着をはかるため、なるべく営業終了時の清掃最後に流して頂く事をお勧めします。
(他の要因による効果の低下を防ぐため)
また、使用開始に当たって、既にグリーストラップの固化塊の堆積・浮遊が多い場合は、一度、固化塊を取って頂いてから、ご使用頂く事をお勧めします。

浄化槽・地下ピットでの使用

使用量 1日当たりの総排水量(流量)がわかるようであれば、それを元に「排水処理フロー」と同じ計算値での使用量でも構いません。
水質・臭気、汚れ状況によって、調節が必要となります。
投入場所に十分な水量があれば希釈は不要です。
使用場所 マンホールなどを開けて直接投入頂くか、対象槽に繋がる側溝や点検口から投入頂いても構いません。
(但し、その際は、希釈して流し込むようにしてください。)
使用タイミング BN菌の定着を図るため、なるべく放流のタイミング直後に投入して頂く事をお勧めします。一日に数回放流がある場合は、使用を分けて実施して頂くと効果的です。
また、使用開始に当たって、既に槽内の固化塊の堆積・浮遊が多い場合は、一度、固化塊を取って頂いてから、ご使用頂く事をお勧めします。

排水処理フローでの使用

使用量 1日当たりの総排水量(流量)を基準にします。
水質・臭気、汚れ状況によって、調節が必要となります。
投入場所に十分な水量があれば希釈は不要です。
使用場所 できるだけ上流の水量・酸素量が十分にある槽に直接投入してください。(下記フロー事例ご参考ください。)
適正条件 酸素濃度 ⋯ 3㎎/L以上
曝気強度 ⋯ 3~5
曝気時間 ⋯ 理想は24時間
     (最低16時間以上が望ましい)
pH ⋯ 6.0~8.5
水温 ⋯ 25~40℃
BN菌で効果を出すには、
  • ● 水
  • ● 温度
  • ● 酸素
  • ● 有機栄養分
  • ● 定着(滞留)時間
がカギ!

排水処理フローの例
※ 詳しくは、BN菌の効果発揮に 適切な条件をご確認ください。

排水 スクリーン(オイルセパレーター) 原水槽 調整槽 浮上分離槽 曝気槽 沈殿槽 放流 ビーエヌクリーン投入適切箇所 排水 スクリーン(オイルセパレーター) 原水槽 調整槽 浮上分離槽 曝気槽 沈殿槽 放流 ビーエヌクリーン投入適切箇所

原水槽の水量・酸素量が少ない、また、固化塊が多い場合は、その後のフローの調整槽もしくは曝気槽への投入をお勧めします。

使用上の注意事項

ⅰ. pH

中性域(pH5.5~8.5程)の範囲で最も効果を発揮します。pHが常時5.0以下、9.0以上の場合には中和が必要です。

ⅱ. 温度

ぬるま湯(25~45℃程)の範囲で良く効果を発揮します。(最適温度37℃)
水温が20℃以下の場合、効果の発現に時間がかかります。
BN菌の栄養細胞は45℃以上で死ぬ場合があります。
BN菌の胞子は80℃以上で死ぬ場合があります。(※1)

ⅲ. 併用

殺菌剤や殺虫剤と言った、微生物を死滅させる製剤との同時併用は避けてください。これらと併用の際は、先に上記品を使用頂いた後、(できるだけ間隔を空けて)、最後に、ビーエヌクリーン®をご使用ください。(※2)
尚、除菌・抗菌程度の洗剤であれば、併用は問題ありません。

ⅳ. 頻度

基本的には、毎日の継続使用をお勧めします(即効性はありません)。効果が十分に確認された後は、量を減らす、あるいは、2~3日に1回の使用でも予防効果は期待できます。

ⅴ. 希釈

希釈は、水よりもぬるま湯の方が効果的で、使用直前に都度実施してください(希釈後長時間放置すると、先にBN菌が活性化してしまいます)。
希釈は、BN菌に水分を与えるため、奥まで流し込むためなので、倍率は大よそで構いません。

ⅵ. 取扱

使用時は、周囲に飛び散らないよう、目的の排水系統に流し込んで下さい。特に粉剤は、粒子が細かく軽いので、飛散しないように気を付けてください。BN菌の安全性は確認済みですが、誤って製造ライン等に入ると、一般生菌として検出される場合があります。

ⅶ. 保管

使用後は、(液剤は原液のまま)しっかりと蓋を閉めて、室温でも大丈夫ですが、冷暗所が最適です。冷凍庫には入れないでください。

※1 ⅰ. ⅱ. について、一過性・一時的であれば、強酸・強アルカリ・冷水・熱湯の流入も大丈夫です。

※2 濃度やBN菌との接触時間次第では、大きな影響を与えません。
(次亜塩素酸ナトリウム10ppm・60分、100ppm・5分ではBN菌の生育を確認済みです)

効果が出る目安

変化が体感頂ける目安期間

臭い1~2週間程

汚れ2~3週間程

※ 排水処理フローにおける排水値の改善については月単位での期間を要します。

(現場の規模感など、状況によって変わりますが、継続使用により、効果は増大していき、予防にも繋がります。)
本剤の効果は、微生物の作用により得られますので、本剤に対する使用条件が整わない時は、効果が得られない場合があります。
その際には、弊社、又は取扱店にご相談ください。