BN菌の働き・メカニズム

1 1

油脂乳化

試験群

  • ⅰ)ブランク(対照)
  • ⅱ)BN菌
  • ⅲ)一般納豆菌

重油1%を含む水に上記を添加し、
24時間・30℃振とう処理(自社試験)

BN菌はバイオサーファクタント
(生物由来の乳化剤)
を分泌するため、油脂の乳化作用が強い

2 2

有機物分解

油脂の種類 反応時間
24hr 72hr
オリーブ油 64% 91%
米ぬか油 73% 87%
コーン油 72% 99%
サンフラワー油 88% 94%
椿油 69% 98%
綿実油 92% 99%
ごま油 64% 85%
大豆油 70% 90%
菜種油 43% 98%
バーム油 41% 64%
バーム核油 68% 75%
ヤシ油 72% 82%
ラード 44% 66%
牛脂 18% 62%
マシン油 29% 41%

各種油脂に対する分解率
(初発油脂濃度1,000ppm、反応温度30℃振とう処理)
(自社試験)

有機物の分解作用は、乳化作用+酵素分解のため、
特に油脂に対して強く、油脂(トリグリセライド)は、
グリセリンと脂肪酸に分解されます。
脂肪酸は、さらに分解され、
二酸化炭素と水などになります。

特に植物性油脂の分解に優れます

3 3

悪臭抑制

悪臭発生微生物の抑制

BN菌と悪臭菌、長期(10日以上)培養後の状況

悪臭微生物群が十分に生育してしまうと、短期的にはBN菌がそれを凌駕することはできず、消臭効果も現れにくいが、生育の初期から両者が共存する場合は、BN菌が悪臭微生物群に対して増殖抑制効果を示し、その結果として消臭効果が現れる事が示唆されました。(静岡大学工学部調べ)

生育スピードが速いBN菌だからこそ!

※参考※ BN菌による他菌の増殖抑制
(対象:クロカビ)

対照のみ

BN菌のみ

クロカビとBN菌

5日程度培養後の阻止円帯の形成有無検証の結果によるクロカビの増殖抑制効果が認められました。
(日本微生物クリニック(株)調べ)

BN菌の活性化

BN菌は、製品中は胞子(芽胞)状で休眠状態にありますが、水分・酸素・有機栄養分を得る事で活性化し、栄養細胞となり、
上述のような機能を発揮します。

BN菌の胞子
                        (芽胞) BN菌の栄養細胞 BN菌の胞子
                        (芽胞) BN菌の栄養細胞

定着 → 活性化・増殖 → 効果増大・持続 のサイクル

BN菌は、じわじわと活性化して機能を発揮すると共に、親から子、子から孫へと世代交代しながら増殖し、全体としての効果は増大します。
ただし、BN菌の寿命は一個体(世代)としては3日程で、初日が最も能力が高く、また、世代を重ねるごとに、能力も弱まってしまうため、
なるべく毎日の継続使用が効果的です。
しかしながら、日々、BN菌を投入し続けることで、安定的にBN菌が定着するため、定着→活性化・増殖→効果増大・持続の良いサイクルが築けます。
これが予防・抑制効果にも繋がり、一般的な化学品との大きな違いです。

BN菌の増殖と油脂分解・リパーゼ活性の経時変化 BN菌の増殖と油脂分解・リパーゼ活性の経時変化

(自社調べ)

BN菌で効果を出すには、
  • ● 水
  • ● 温度
  • ● 酸素
  • ● 有機栄養分
  • ● 定着(滞留)時間
がカギ!

BN菌とpH、温度との関係

油脂分解に及ぼすphの影響 油脂分解に及ぼすphの影響
油脂分解に及ぼす温度の影響 油脂分解に及ぼす温度の影響

(自社調べ)

※ 酸性・アルカリ性下、低温下では、BN菌は死滅するわけではなく、休眠状態となります。
適正pH・温度域になると、働き始めます。

高温域に関しては、栄養細胞は45℃以上で死ぬ場合があります。
胞子は80℃以上で死ぬ場合があります。