人口増加や経済成長に伴う生活水準の向上により、世界の水需要は今後さらに増加し、水が不足するエリアの拡大が予測されています。明治グループの事業活動においても、水は欠かすことができない大切な資源です。
そのため明治フードマテリアでは「水資源の確保」を重要な社会課題の一つと認識し、(株)明治が研究開発した悪臭や油脂を分解する微生物(BN菌)により生活排水や工業排水の有機物による水質汚濁問題を改善し、適正な排水管理を推進、環境負荷低減に取り組んでいます。
タイトル:明治グループの水資源の取り組み
URL: https://www.meiji.com/sustainability/harmony/water_resources/
(株)明治が独自に発見・研究開発し、保有している固有の微生物菌株です。1980年代後半に、明治製菓株式会社(当時)の薬品総合研究所において、横浜の土地で発見されました。
元々は医薬品への応用に研究開発が始まりましたが、調べていくうちに油脂分解力に優れていることが分かり、安全性も確認されたため、バイオ製剤としての商品化が進められ、1994年に業務用の環境浄化バイオ製剤『ビーエヌクリーン®』として発売開始しました。
この微生物は、一般に枯草菌(納豆菌の仲間)として分類され、優れた油脂分解力を有する新種として、Bacillus subtilis BN1001と命名しています。
電子顕微鏡(×5,000倍)で見たBN菌
リパーゼ(油脂分解)、
プロテアーゼ(タンパク質分解)、
アミラーゼ(でんぷん分解)など。
特にリパーゼ活性に優れます。
BN菌は納豆菌の仲間で、自然界に広く存在する微生物です。
元々医薬品への応用を検討していた事もあり、BN菌については、下記のような試験を実施済みで、いずれも問題ないことが確認されています。
厨房や排水系統で使用頂くことは全く問題ありません。
安全性試験
※括弧内は実施機関
環境への影響試験
※いずれも(財)日本食品分析センターにて実施
ビーエヌクリーン®は、厨房やトイレなど、私たちにとって身近な水回りの衛生環境を改善することを目的に開発されたバイオ製剤です。悪臭や油脂を分解する安全・無害な有用微生物(BN菌)が主成分で、ヒトや環境にも優しく、安心してご使用頂けます。